光学部品の正しい扱い方 クリーニング、取扱い、保管、出荷本ダウンロード無料pdf
光学部品の正しい扱い方 クリーニング、取扱い、保管、出荷
本, Robert E. Schalck
によって Robert E. Schalck
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内容紹介 かつてのオプティクスは、現在では、エレクトロニクスと結びつき、フォトニクスと呼ばれるようになっている。特に、レーザーの普及と共に光学技術はあらゆる分野で利用され、日頃光学に馴染みのない人でも光学製品に接する機会が増えてきた。それに伴って、専門家以外の人たちでも、精密な光学機器や部品を正しく取扱い、適正にメンテナンスを行なわなければならないことがある。しかし、光学製品やそれに搭載されている部品に馴染みがないため、誤った取り扱いをしながらそれに気づかないことがある。今日、多くの作業が自動化・機械化されているが、時には人間の五感に頼った作業が必要なことがあり、そのほうが品質管理上優れていることがある。技術はワザ(学習するもの)、ウデ(熟練が必要なもの)、およびコツ(五感で覚えるもの)から成り立っているので、どれ一つ欠けても満足な結果が得られない。光を利用している機器のメンテナンスは、基本技術が共通化されていないため実際の作業は現場のノウハウ(ウデ)に頼っていたきらいがある。どの分野でも共通して言えることではあるが、技術は大変泥臭い経験(ウデとカン)と同時に広い専門知識(ワザ)が必要である。 本書は、著者の長年にわたる豊富な経験と実績に基づき、光学製品、光学部品の正しい扱い方についての解説である。内容は、光学機器と部品の検査、クリーニング、安全な取扱いから出荷梱包に至るまで実用的な情報が詰まっている。特に、クリーニングについては、汚染の検査方法、道具の選定、その使用方法、保管、溶剤の種類、および有機溶剤の安全な取扱い規格などの説明が詳しい。望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、デジタルカメラなどを例にとり、レンズの取り外し、再組立て、レンズやセンサーのクリーニングなど図や写真を使って示している。屋内作業だけでなく、屋外におけるクリーニング作業についても具体的である。伝統的な技術から最新の情報までを広く解説しているので、光学を専門としていない技術者にとっても、実用的な参考書になるのではないかと期待される。 文中、適切な日本語がない用語は、原文のまま使用したが、参考のため、巻末に簡単な解説を付け加えた。
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