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現代アート10講
本, 田中正之
によって 田中正之
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内容紹介現代アートの入門書。ポップアート、抽象表現主義、ミニマリズム、コンセプチュアル・アートから、フェミニズム・アート、メディア・アート、写真、建築、工芸を包括し、ポスト3.11の美術まで、なぜそれが出現したのかを真剣に考えることによって、私たちの社会が抱える問題の本質がえぐり出される。いつの時代にも「現代アート」は存在する。アートは常に私たちの価値観を攪乱し、制度に揺さぶりをかけ、視座の見直しをせまるのだ。内容(「BOOK」データベースより)デュシャンにはじまり3.11以降の日本の美術まで、10のアプローチによる現代アートの新たな読み解き。商品の説明をすべて表示する
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以下は、現代アート10講に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
これまで、日本語で読める、現代美術の手頃な入門書がほぼなかった。おかげで、私は学生時代にトム・ウルフの『現代美術こてんぱん』という屈折した本を読んで、(この本がよく書けていたので、いっそう)現代美術との関係が屈折してしまった。それからン十年、知り合いがもみほぐしてくれたおかげで、木の床の隅で時折コトンと音をたてる仕掛けのうちに、プルーストよろしく突然そのおもしろさを再発見することができたが、いい本があったらとの思いは強かった。そこに現れたのが本書である。文章もいいし、図版もいい。おまけに日本人の手になる作品も紹介されている。あえて、無いものねだりをすれば、なぜ日本人が現代美術と取り組むようになったのかという問いだろう。パリからニューヨークへと美術の中心が移動するなかで花開いた現代美術には「グローバル」という米国の地域性が刻みこまれているように思えるからだ。それはともかく、こんな本が学生時代にあったらジンセイ変わってたよなあ、と嘆息した一冊です。
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