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スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

, 吉本 佳生

によって 吉本 佳生
3.7 5つ星のうち 134 人の読者
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著者からのコメント 私の家の近くに24時間営業のスーパーがあり、店に入ってすぐの棚では、有名飲料メーカーの500mlペットボトル入りのお茶が98円で販売されています。ところが、店の前の自動販売機でも同じお茶が売っていて、その価格は150円です。移動に10秒もかからない場所で98円で売られているお茶が、自動販売機では150円で売られていて、しかも結構売れているようなのです。ともに冷やしてあり、もちろん同じ味です。同じモノがすぐ近くで異なる価格で売られていて、どちらで買う人もそれなりにいるのはなぜか?自動販売機で150円で買ってしまう消費者は合理的ではないのか?じつは、150円で買うことが合理的だと思われるケースも多いが、それはなぜか?本書は、身近な「モノやサービスの価格」について、「消費者の視点」で理解することを目的にした経済の入門書です。しかも、徹底してひとつのコンセプトに絡めて考えます。それは「コスト」です。ただし、かなり広い意味でのコストに注目します。石油がほとんど採れないはずの日本が、ガソリンや軽油の輸出を大幅に増やしているのはなぜか?どんどん高機能化するデジカメの価格がどんどん安くなるのはなぜか?100円ショップの安さの秘密はどこにあるのか?といったことも考えます。もちろん、表題にあるように、スタバのコーヒーの価格についても考えます。じつは、本書の結論は「グランデを買え」というものではありません。こういった本のタイトルは少し大げさなのです(お許しください)。スタバのコーヒーの話は、本書が取り上げているたくさんの話題のひとつにすぎません。スタバのコーヒーに興味がない人でも、身近なモノやサービスの価格に興味があれば、ご一読いただければと願っています。 内容(「BOOK」データベースより) あのモノやサービスの値段はどうやって決まっているのか?有名コーヒー店の値段のしくみ、携帯電話の超複雑な料金体系、映画DVDの「だんだん値下げ」、100円ショップの安さの秘密…今まで「そういうものだ」と思っていた社会のしくみに、経済学というフィルターを通すと、意外な理由が見えてきます。 商品の説明をすべて表示する
スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
非常に有名な本書、キンドルでセールしていたのを見つけて購入しました。タイトルのトピックは、スターバックスのレギュラーサイズとグランデサイズ、量が2倍もあるのに価格差は100円、原価と人件費のコスト構造を考えれば売り手、買い手双方にとってグランデがお得である、といういうもの。それはいたって基本的なお話ですが、企業は高く買うお客様には高く売り、安く買うお客様には安く売ることで売り上げと利益を最大化する「価格差別」、売り手側にとってのコストを削減して値下げを可能にするだけでなく、買い手側にとっての様々な手間や時間といった「取引コスト」を減らしてあげることで値上げを可能にする、といった概念が、事例を使ってわかりやすく説明してあり、参考になりました。既に発売から6年以上がたっており、一部事例がやや古くなっているので星を一つ減らしましたが、キンドルで、興味のある箇所を飛ばし読みするだけでも、価格分の価値は十分にあります。

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