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大暴落1929(日経BPクラシックス)

, ジョン・K・ガルブレイス

によって ジョン・K・ガルブレイス
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内容紹介 日経BPクラシックス 第3弾 日経BPクラシックス・シリーズの第3弾。 バブル崩壊、株価暴落のあとに必ず読まれる、恐慌論の名著。 ●会社型投資信託のブーム ●レバレッジ効果への信仰 ●バブル紳士の跋扈点 ●動きの鈍いFRB これ、いつの話? 第二次大戦後最悪の金融危機といわれるサブプライム・ショックに見舞われている2008年の話ではない。 1929年の大暴落、その後の世界恐慌につながるアメリカのバブル当時の話である。 「本書は1955年に初版が発行された。以来、40年、版を重ねている。この本がこれだけ長いこと売れ続けているのは、 著者はともかく中身がいいからだと評価していただいているようだ。まずいくらかは役に立つかも知れない。 だがこの本が時代を超えて長寿を保っているのは、別に理由がある。増刷され本屋に並ぶたびに、バブルや株安など 何事かが起きるのだ。すると、この本への関心が高まる。そう遠くない昔に好景気が一転して深刻な恐慌につながったときのことを、 多くの人が知りたいと考えるからだろう」(1997年版まえがき) ガルブレイスの作品の中では小品だが、中身は濃い。サブプライム危機が世界経済危機に拡大しそうな現在の状況を考えるうえで、 貴重なテキストといえる。 内容(「BOOK」データベースより) 会社型投資信託のブーム、レバレッジ効果、バブル紳士の跋扈。動きの鈍いFRB。今も昔も変わらない人間の織り成すバブル崩壊劇を活写する。1954年初版。 著者について ジョン・ケネス・ガルブレイス:1908年~2006年。カナダ出身の経済学者。主流派経済学の狭い理論的方法の枠を脱し、時代感覚に溢れた旺盛な執筆活動で世界的なベストセラーを量産。『アメリカの資本主義』で拮抗力、『ゆたかな社会』で依存効果、『新しい産業国家』でテクノストラクチャーといった新しい概念を生み出した。ハーバード大学教授のかたわら、民主党政権のブレーンを務め、ケネディ政権時代にはインド大使を務めた。著書に『不確実性の時代』、『マネー』『経済学と公共目的』など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ガルブレイス,ジョン・ケネス 1908~2006。カナダ出身の経済学者。主流派経済学の狭い理論的方法の枠を脱し、時代感覚に溢れた旺盛な執筆活動で世界的なベストセラーを量産。『アメリカの資本主義』で拮抗力、『ゆたかな社会』で依存効果、『新しい産業国家』でテクノストラクチャーといった新しい概念を生み出した。ハーバード大学教授のかたわら、民主党政権のブレーンを務め、ケネディ政権時代にはインド大使を務めた 村井/章子 翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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1929年10月の大暴落の前後数年の出来事を集中的に記述した本。著者のJ.K.ガルブレイスは、大恐慌の1930年代にカリフォルニア大バークレーで修士号及び博士号を取得。著者自身が経済学者としてスタートした時代の話だから実にリアルである(本書の初版は、1955年刊行)。人間の行動は簡単には変わらないことに驚く。・周りの人々が儲け始めると「乗り遅れるな」とばかりに殺到・皆が買うから値上がりしているだけなのに、もっともらしい理屈が後から出てきて、それが歓迎される・警鐘を鳴らすやつはバカ扱い。当たっても、相場を暴落させた張本人と恨まれるだけ。責任ある立場の者は、マズイと思っていても何も手はうたない。バブルの最中も崩壊後も、政府は「経済のファンダメンタルズは健全」と言い続ける。本書が描かれた1955年時点では、制度面で、グラス・スティーガル法による銀証分離、信用取引の保証金維持率の決定権をFRBに付与、証券市場を監督するSEC創設、株式上場時の情報公開など改善されたほか、社会面では、所得格差が縮小し・セーフティーネットも整備、学術面でも、財政・金融政策の重要性を経済学者が認識したから、かつてのような酷いことにはなりにくいだろうという。とはいえ、著者も能天気ではない。最終章の最後に「バブルを潰しても、経済悪化の張本人として糾弾されるだけ。選挙を考えれば、国民が儲けてご機嫌なのにバブル潰しなど政権にはできない」旨の実に重い指摘をしている。現在から読み直すと、グラス・スティーガル法は撤廃され(ボルカールールで別の観点から再規制されたが)、所得格差は過去20年で拡大、経済学者も1955年当時より自由主義的、しかも金融のグローバル化が進んでいる。リーマンショックはなんとか収まったが、金融崩壊のスケールは大きくなりそうな気もする。デフレ経済には閉塞感が漂い、チャンスも少ない。「デフレよりはバブルの方がまし」と思うのも無理からぬことだし、読者自身も「自分は売り抜けて儲けられる」と内心思ったりもするのである。まあ、破滅しないように、自戒を込めて本書を時々読み返すのが身のためだ。

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