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もういちどベートーヴェン

, 中山 七里

によって 中山 七里
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内容紹介 累計100万部突破「さよならドビュッシー」シリーズ最新刊です! ピアニストの道を挫折した高校生の岬は、司法試験をトップの成績で合格して司法修生となった。 彼は、ベートーヴェンを深く愛する検事志望の同期生・天生高春と出会う。 天生は岬の才能に羨望を抱き嫉妬しつつも、その魅力に引き込まれていき……。 いっぽう、世間では絵本画家の妻が絵本作家の夫を殺害したとして、 妻を殺害容疑で逮捕したというニュースをはじめ、3件の殺人事件を取り上げる――。 それぞれの物語の全貌が明らかになったとき、「どんでん返しの帝王」中山七里のトリックに感嘆する! 内容(「BOOK」データベースより) 司法修習生・岬洋介は、無罪を証明できるのか?動かぬ証拠がありながら、夫の殺害を否認する妻。司法試験トップ合格の司法修習生・岬洋介は取り調べに立ち会い…?“どんでん返しの帝王”中山七里が描く、天才ピアニストの司法修習生時代! 商品の説明をすべて表示する
もういちどベートーヴェンを読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
中山七里さんのデビュー作でもあり、希代の名作音楽小説シリーズでもある『岬洋介シリーズ』5作目です(^-^*)/まずは上記の公式のあらすじ紹介に関して、『妻を殺害容疑で逮捕したというニュースをはじめ、3件の殺人事件を取り上げる――。それぞれの物語の全貌が明らかになったとき、「どんでん返しの帝王」中山七里のトリックに感嘆する! 』とあり、それを読んで『1作の中で3件の殺人事件の真相を暴く=個々の事件の密度は薄く、ミステリーとしては軽い作品 』に感じて残念ポイント1つとなり、続いて前作の『どこかでベートーヴェン』の演奏シーンが今までと異なり、序盤の顔見せシーンだった事から、今作品も音楽小説としては1~3作目に比べると劣るかも知れないという不安があり、最速のブックメーターレビューで『今までで1番少ない演奏シーン』とあったので、やはり音楽小説としては残念な出来と思い込んで購入しませんでしたが、思い直して最近購入して読んだ所、不安要素とは真逆の名作でした!まず、今作品で主人公たちが真相を暴く事件は1つであり、殺人事件作品としての密度はきちんとあります。トリックは普通であり全く感嘆しませんが、今作品は1~3作目と同じく、演奏シーンが終盤の意味あるシーン・盛り上がるシーンで使用されており、加えて僕としては、前作で片耳が聴こえなくなり音楽家としての道を挫折した主人公の、音楽再生作品に感じ、1~3作目と同じく、希代の名作音楽小説となっていました!僕の敬愛する音楽家も、才能にうぬぼれて傲慢になり、スタッフから愛想を尽かされて、ドン底に落ちぶれた時期がありましたが、復活してからは真人間として再生し、災害支援のボランティア活動や、海外の戦時下の子供たちへの慰問音楽ボランティア活動が認められ、今年ビッグプロジェクトの音楽担当に選ばれて完全再生を果たしました。そんな愛する音楽を聴きながら今作品を読んでいたので、音楽家としての再生という流れが嬉しく感動的でしたし、相変わらず中山さんは、楽器演奏の表現の素晴らしさ・テクニックや情感を込める緩急や空間の使い方の表現が素晴らしく、楽器音楽の文章表現に関しては世界最高峰だと思います!ただ反面、前作で(今作でも?)国民的な歌あり音楽と対比する事で、クラシックの素晴らしさを綴っており、前作と今作で挙げた邦楽に関しては僕も若い時に聴いていましたが、確かに楽器演奏としての深みや表現力は皆無なので、ディスられても全く構いません。ですが、現代音楽でも、きちんと楽器演奏の芸術的な深みや表現力を追及している音楽家は存在し、クラシックが音楽の頂点とされる事には反対です。そこを除けば、文句無しに音楽の真髄に浸れる芸術作品であり、人生の新たな再生作品としても素晴らしく、次作はシリーズで初めての歌を交えた合唱がテーマらしいので、更に期待するばかりです!音楽小説を読みたい時に1番オススメのシリーズですし、シリーズのファンには絶賛オススメの新作です(^-^*)/

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