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肉の王国 沖縄で愉しむ肉グルメ

, 仲村 清司

によって 仲村 清司
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内容紹介「沖縄では豚は鳴き声以外すべて食べる」と言われるが、はたして本当なのか?そんな素朴な疑念からスタートした沖縄肉食グルメ取材。取材・執筆&鼎談は、大阪出身でウチナンチュ二世の作家・仲村清司、那覇で半移住生活を送るノンフィクションライター・藤井誠二、生まれも育ちも那覇の若い建築家・普久原朝充の三人。大衆食堂や惣菜店、ホルモンの名店、話題の絶品焼肉店などを食べ歩くうちに、三人の沖縄の肉食を巡る考察は、迷宮へと奥深く分け入っていく。そもそも、沖縄の伝統料理における肉食文化はどのように発展・継承されてきたのか。現在の沖縄の飲食店における肉ブーム最先端はどうなっているのか。最高においしい肉グルメはどこにあるのか――。肉を食べ尽くして沖縄を知り尽くす! 沖縄肉グルメエッセイ&鼎談ガイド。【目次】 #01テッポウで撃たれる/#02天使のはらわたに悶絶する #03トンテキの逆襲/#04チレの肉体美に感じ入る #05紳士は立ち食いがお好き/#06越境するポーク #07アグーの内臓へ飛びこむ/#08山羊肉食えば文明開化の音がする #09畜肉たちの肉汁曼荼羅/#10チーイリチャーでアミーゴ!! #11モーニングでいただくブラッドスープ/#12ワインバーでセルベルを #13美味な「おとこ」と「おんな」の隠し味 #14鎖骨から始まる「万国津梁」の焼き鳥談義 #15山本彩香さんに聞く、沖縄の肉料理と文化 #16県民の県民による県民のためのステーキ #17懐旧の豚のしっぽをねぶり尽くす 〈Column ウシマチサガイを歩く/黒豚の来た道 煮るべきか、焼くべきか/メインディッシュは鳴き声で ケンミンは飲んだあとのシメをどう締めくくるのか〉内容(「BOOK」データベースより)「沖縄では豚は鳴き声以外すべて食べる」は本当か?沖縄の肉グルメ=沖肉!エッセイ&鼎談ガイド。著者について仲村清司 Nakamura Kiyoshi1958年、大阪市生まれのウチナーンチュ二世。作家、沖縄大学客員教授。1996年、那覇市に移住。著書に『本音で語る沖縄史』『消えゆく沖縄 移住生活20年の光と影』『本音の沖縄問題』『ほんとうは怖い沖縄』『島猫と歩く那覇スージぐゎー』ほか。共著に『沖縄 オトナの社会見学 R18』(藤井、普久原との共著)のほか、『これが沖縄の生きる道』『沖縄のハ・テ・ナ!?』など多数。現在「沖縄の昭和食」について調査中。藤井誠二 Fujii Seiji1965年、愛知県生まれ。ノンフィクションライター。現在、沖縄と東京の往復生活を送っている。著書に『人を殺してみたかった』『体罰はなぜなくならないのか』『アフター・ザ・クライム』ほか、共著書多数。『漫画アクション』連載のホルモン食べ歩きコラムは『三ツ星人生ホルモン』『一生に一度は喰いたいホルモン』の2冊に上梓。最新作『沖縄アンダーグラウンド──消えた売春街の戦後史と内実』刊行予定。普久原朝充 Tokimitsu Fukuhara1979年、沖縄県那覇市生まれ。建築士。アトリエNOA、クロトンなどの県内の設計事務所を転々としつつ、設計・監理などの実務に従事する。街歩き、読書、写真などの趣味の延長で、戦後の沖縄の都市の変遷などを調べている。本書の取材を通じて、沖縄の伝統的な豚食文化に疑問を持ち、あらためて沖縄の食文化を学び直している。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)仲村/清司 1958年、大阪市生まれのウチナーンチュ二世。作家、沖縄大学客員教授。1996年、那覇市に移住 藤井/誠二 1965年、愛知県生まれ。ノンフィクションライター。現在、沖縄と東京の往復生活を送っている 普久原/朝充 1979年、沖縄県那覇市生まれ。建築士。アトリエNOA、クロトンなどの県内の設計事務所を転々としつつ、設計・監理などの実務に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
肉の王国 沖縄で愉しむ肉グルメを読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
「沖縄では豚は鳴き声以外全部食べる」よく聞くフレーズだけど、これって本当?という素朴な疑問を、食べまくり、調べまくって検証するという、これまで誰も突き詰めたことのない疑問に挑んだ知的グルメエッセイ。スーパーに並ぶ、あるいは店で提供される「肉」が、どんな食文化的背景をもち、どういうルートで流通し、料理人にはいかなる苦労があるのか?なんて、普通いちいち考えないと思うが、本書はそれを大真面目に、ユーモアたっぷりにひもといていく。沖縄県民は飲んだあとのシメにステーキを食べるって本当?沖縄に焼き鳥屋が少なかったのはなぜ?そもそも、鳴き声以外全部食べるって言い出したのはいつ、どこの誰?たかが肉、されど肉。次々と出てくる素朴な謎をひもといていった先には多次元の「沖縄」が広がっている。それにしても、沖縄の、血や尻尾まで余す事なくいただく知恵は本当にすごい。本書を読んではじめて「血汁」や「チーイリチャー」という血の料理を知り、ぜひ食べに行ってみたいと思った。しかし流通や法律の関係で、豚血の入手は難しくなっているという。と畜場法や食品衛生法、流通の変化、生活スタイルの変化によって、沖縄の伝統料理のなかには失われていったものもあるようだ。旅を愛する者としては沖縄の豚血料理のような独特の文化はぜひ守っていってほしいと思う。一方で、フレンチやイタリアンや創作料理で、試行錯誤のうえ沖縄の肉食文化をアップデートしている意欲的な料理人たちがいる事を本書で知り、頼もしく思うとともに、また沖縄で行ってみたい店が増えた。長らくネットで写真と口コミだけ見て店を選ぶことに慣れてしまっていたが、本書は、文章だけでもよだれが出るほど美味しそうだった。今の時代、文章に食欲をかきたてられて現地に食べにいくというのは、考えようによってはとても贅沢な体験なのかもしれない。

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