危機と人類(下) epubダウンロード無料

危機と人類(下)

, ジャレド・ダイアモンド

によって ジャレド・ダイアモンド
4.8 5つ星のうち 21 人の読者
ファイルサイズ : 22.94 MB
内容紹介 日本、アメリカ、世界を襲う 現代の危機と 解決への道筋を提案する! 国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る――では、現代日本が選ぶべき変化とは何か? 現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか? 博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。 内容(「BOOK」データベースより) 国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る―では、現代日本が選ぶべき変化とは何か?現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか?博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。 商品の説明をすべて表示する
ファイル名 : 危機と人類-下.pdf
危機と人類(下)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
下巻は、まずドイツとオーストラリアの「危機」について。戦後、ナチズムや大英帝国連邦というアイデンティティからいかに脱却したか、という話で、全体の中では、個人的危機との類比がわかりやすい。そして、第三部が現代の「危機」。現代の日本と米国、世界の長所短所が箇条書き風に羅列されて叙述されているだけ。分析も考察も無い。新書から抜き書きした大学生のレポートのようで、『銃・病原菌・鉄』の著者とは思えない。世界の文明の勝敗の背後に銃や病原菌、鉄の問題がある、と指摘したから読むに値したのに、この本では表面的なことしか書かれていない。たとえば、日本の問題は、女性の役割、少子化、人口減少、高齢化の4つだと。そんな周知の話は、わざわざ本で述べるまでもなかろう。なぜこの4つが日本に起こっているのか、その根本原因に対する洞察がなければ、何の危機なのか、向かい合いようもないので、当惑している、ということがわかっていないらしい。世界についても、核兵器、気候変動、資源枯渇、経済格差の4つという枝葉末節の話を挙げているが、根本のところ、近代の資本主義という巨大な文明論的問題から目を背けているとしか思えない。この本は、講演会かなにかの草稿の寄せ集めなのだろうか。とにかく、本として全体の筋が通っていない。冒頭で論じられた個人的危機との類比の話も、ふたたびエピローグでこじつけられるが、肝心の本文の中ではほとんど出てこない。著者はもう80代を超えているが、こういう雑な作りの本で晩節を汚してほしくはないものだと思った。

0コメント

  • 1000 / 1000