ベティ・ブープ伝―女優としての象徴 象徴としての女優 (中公文庫)

雑誌「新劇」1986・4〜1987・6月号連載分をまとめたもの。一ファンとしての立場での論述となっており、本書によりベティ・ブープ・カートゥーンを紹介した功績は非常に大きいと言えるでしょう。フィルモグラフィーの出所は不明ですが、日本語で書かれたベティ論は皆無に等しいので、ベティ研究の基本図書としておすすめします。DVDも何社か出ていますので、実際のフィルムを観てから読まれると尚良いかと思います。田舎娘の時代/犯されるベティ/シュール・リアリズム/サッチモとともに/ベティの自立/浮気するベティ/キャブとともに/二枚目フレッド/ビンボーふたたび/お伽の国のベティ/ベティとファッション/ニューロチック・ベティ/人気漫画の主人公たち/教育ママ・ベティ/ベティの旅立ち/フィルモグラフィ